筋トレをしている人でも「仕事終わりに筋トレしている」、「早起きして朝に筋トレしている」または「夜中遅くに筋トレしている」とトレーニングしている時間帯はそれぞれあるかと思います。
個人のライフスタイルでトレーニングに費やせる時間は異なると思いますが、ここでは筋トレをするにあたって朝と夜ではどのようなメリット、デメリットがあるのか解説します。
筋トレにおすすめな時間帯は夕方から夜にかけて！！
最初に結論から言いますとずばり筋トレにおすすめな時間帯は夕方から夜にかけての時間です。
その理由をいくつか挙げていきます。
体の機能が活発な時間帯は夕方
体は朝起きてから徐々に神経が働いて体温も上昇して筋肉もほぐれていきます。そして夕方に一番活発な状態になっているため、高重量を扱うトレーニングでも力を十分に発揮することが出来て筋肉を追い込むことが出来ます。
成長ホルモンの分泌量が上がる
筋肉は筋トレ後に分泌される成長ホルモンの作用によって成長していきます。
この成長ホルモンなのですが、朝にトレーニングをするよりも夕方にトレーニングした方が分泌量が多いというデータがあります。ですので、夕方に筋トレすることによりその効果は高くなるでしょう。
朝、昼に摂取した糖質をエネルギーとして使用できる
筋トレで追い込むためには多くのエネルギーが必要となってきます。朝起きた状態では体内に糖質が不足していて十分なエネルギー源がありません。
糖質不足の状態で筋トレをすると、体は筋肉の元となるタンパク質をエネルギーに変換して使用するため筋肉が分解されます。
夕方ですと朝食、昼食で摂取した糖質が体内に残っている状態なので筋トレをしても糖質がエネルギーとして使用されるため、筋肉の分解を防ぐことが出来て筋トレの効果も上がるでしょう。
筋トレ後に夜ご飯を食べて効率アップ
筋肉が成長する過程は筋トレで筋肉を損傷→十分な栄養摂取→休息→回復といった流れで回復する際に成長していきます。
休息も大事なのですが、やはり筋肉を成長させるには十分な栄養素を取る必要があります。先述したように筋トレには多くの糖質またはタンパク質はエネルギーとして使用されます。ですので、筋トレ後の体は糖質などが枯渇している状態です。
そしてこの筋トレ後のおよそ1時間程がゴールデンタイムと呼ばれて栄養を1番効率よく吸収出来る時間帯なのです。と言うことは夕方にトレーニングを行い夜ご飯を食べると筋肉に栄養が吸収されやすく筋肉の成長効果が上がるということです。
更に筋トレ後は糖質を摂取しても脂肪になりずらく筋肉の成長にそのエネルギーが使用されます。
この筋トレ後に炭水化物とタンパク質を十分に取ると筋トレ効果も上がるのでお試し下さい。
時間的にすぐにご飯を食べれないという人はプロテインの摂取もおすすめです。
「朝しかトレーニングする時間がないけどどうしたらいいの？」
「夜は仕事終わる時間も不規則だし家のことで色々と忙しくて朝しかトレーニングする時間がない」という人もいると思います。おすすめは夕方なのですが朝でも効果がないわけではありません。朝に筋トレするときのポイントをお伝えします。
筋トレ前にウォーミングアップで体をほぐそう
朝起きてすぐの筋肉がかたい状態で高重量を扱う激しいトレーニングをすると怪我の原因にもなります。筋トレ前にウォーミングアップを十分に行って体温を少し上昇させてから筋トレを行うといいでしょう。
筋トレ前に消化の良い炭水化物を摂取しよう
先述したように朝の体の状態は糖質不足です。
エネルギー補給のために朝起きて筋トレ前に消化の良い炭水化物を取ることにより筋肉の分解を防ぎましょう。
おすすめはバナナなどの軽食です。ここで注意する点はがっつりおなか一杯になるまで食べるのは良くないので注意してください。食後すぐのトレーニングは消化不良などにもなりますのでご注意を。
炭水化物を食べ物で摂取できない場合は、マルトデキストリンや粉飴で摂取するのもおすすめです。プロテインに溶かして同時に手軽に摂取できますし、吸収スピードも早いためお試し下さい。
「夜遅くにやるのはいいの？」
夕方から夜にかけては仕事や家事で忙しくて一段落ついてトレーニング出来るのが夜遅くなるという人もいると思います。
夜中遅くにトレーニングするのも効果はありますが、就寝直前は極力トレーニングは避けたほうが良いです。筋トレでは心拍数も上がり神経が活発になっているので、寝つきが悪くなることがあります。
寝つきが悪いと疲労も回復されにくいですし、成長ホルモンの分泌も低下してしまうので、筋トレの効果が低くなります。
まとめ
筋トレをやるのにおすすめな時間帯は夕方と解説しましたが、どの時間帯でも筋トレの効果は継続していれば実感していきます。
継続していくことが一番大切ですので無理にライフスタイルを変えて時間を作るのではなく、継続させやすい時間帯にコツコツとトレーニングして理想的な体を手に入れましょう。
十分な栄養・休養を取ることも忘れずに！
